WOZNIAK星優太ブログ

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ミニマル計画10 寝る環境2

前回は寝る環境をどうするか細かく書きました。

だいぶ長くなってしまう予感がしたので分けて投稿しましたが、その続きを書くのにちょっと空いてしまいましたね。今回はそれです。結構突っ込んだ内容です。引き続きよろしくお願いします!

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前回9で、一番たくさん寝たのはネットカフェだったと書きましたが、全体的な割合で言えばその他の方が多い訳で。書いていきます。
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ネットカフェ以外で寝た場所
1.Airbnb (エアビーアンドビー)

超簡単に言うと民泊検索サービスですね。iPhoneアプリにもなってます。普通にホテルを探すよりはるかに簡単で安いし、マンションの一室とかドミトリーとかビジネスホテルとか、ものすごく色んなタイプの宿が登録されてますし場面場面で使い分けが出来ます。平日かつ事前に予約、かつ移動手段が自転車だと駅からの距離が関係なくなるので、選択肢が豊富でわりと安く宿を見つけることができて、その条件がマッチするタイミングで何度か利用しました。少し前に何らかのルールが変わって、グレーゾーンで運営してた宿が結構消えてしまったと聞きましたが、その辺どうなんでしょうね。
2.友人の家

以前、服のミニマル化を進めた記事を書いたんですが、

その時に登場した、通称アパレル軍団の友人がとんでもなく優しいやつで、いつでも来て勝手に寝てきなーなんて言ってくれて、まんまとお世話になりまくりました。その友人を中心に色んな仲間たちが「話聞いたよ!おまえ家なき子らしいじゃん (笑) うち来いや!機材も置けるから!」みたいな連絡をいきなりくれたりして、その度に泣きそうになりました。部屋を失って途方に暮れてる訳ではなく自分の意志でこのライフスタイルを試してたので現状の説明が大変でしたけど (笑) この慈悲深さは本当に忘れられません。

一番泊まりに行ってた友人Mくんに至っては、なんと私に鍵を渡してくれて。共通の友人アーティストHくんと飲んでた時にMくんに連絡をしても返事がなかったので、家にいるかな?てことで一緒にMくん宅に行きチャイムを鳴らしまくっても反応がない、けど明らかに部屋からTVの音が聞こえたので寝落ちだろうと判断し手持ちの合鍵で解錠、リアル寝起きドッキリです。寝てるMくんの目の前に立つおっさん2人。気配に気づき目覚めたMくんの戦慄っぷりは最高でした。それ以降「寝込みを襲われる夢を2回みた」と言ってました。

 誰のことかは言えませんが、Mくんの無事を祈ってます。話が逸れました。
3.ちょっと遠いけど実家

これこそ私の場合でしかないことなので書く必要あるかなと思ったんですが、可能な限り状況を透明にしたいので書きますね。私の実家は渋谷エリアから公共機関でも自転車でも1時間前後行ったところにありまして、この期間しばしば帰省しました。ですが結構時間 (=お金) がかかりますし、やっぱり帰ってもまたすぐ (半日後みたいなレベルで) 渋谷で予定があるのになあという感情が勝ち、優先順位は低めでした。が、環境が世界一なことは言うまでもありません。癒えに癒えました。
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2月中旬から6月上旬まで、私の寝る環境はこれでした。この期間があったことは一生忘れないと思います。本当に色んな状況を経験しましたし毎日スリリングでした。今にして思うと超楽しかったなという記憶です。

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あったこと感じたこと教訓など

1.スピード感が尋常じゃあない

これはもうその通りというか、やっぱり現場にいる人間が一番強いですよね。

2.旅行中みたいな気分でいられる

これは主観要素強めですが、本当楽しいんですよね。その日暮らしというか、今日をどう生きようか、自分で決める感じがして。妙な制約を作ってしまったもんだから、とにかく歩き過ぎた日も結構ありました。それ自体も思い出深い経験なので良いんですけど、歩いてる時って物事をちゃんと考えられない (PCを開けないから) ので、作業の時間が全然作れなかったのはダメでしたね。iPhoneで完結できることなら良いんですが、それだけではありませんし。堀江貴文さんは全ての仕事をスマホで完結させてると本で読みましたが、私はまだその領域には辿り着けないみたいです。

3.荷物がめちゃめちゃ多い

旅行中な訳ですから (笑) 仕方ないですよね。けどこれは相当ストレスでした。共に巨大なトートバッグを使ってたので、どっちかの肩が超重い日々でした。これは身体への負担もあるだろうし絶対良くないと感じて、次への教訓にしました。

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この大荷物感、なんとかしたかったっす。
4.終電や始発という概念が消える

帰る家がない人って、めちゃめちゃ気を遣われるんです。このライフスタイルを試したからこその経験です。

渋谷周辺で飲んでると、みんな、いったん終電は無視しますよね。けど始発まで居る訳でもないので、26時頃になるとタクシーや自転車で帰るんですね。私の人間関係で飲みに行く人は結構みんなこんなスタイルです。24-26時頃ってなんであんなに楽しいんでしょうね?おぎやはぎの矢作さんもそう思ってる様で終電を26時頃にしてくれってラジオで言ってましたが本当に賛成です。で、私は帰る場所が特に決まってないので予定が終わった場所で1日が終わりスタイル寝る場所はその時点で考えます。終電も始発も、そもそもそういう概念が当てはまらないんですね。なので、ごくごく自然に帰る様子が全然ないんです。例えば渋谷から徒歩30分自転車15分タクシー8分くらいのエリアで飲んでたとして、私はこんなノリなので普通にしてる、みんなは帰り始める、こうなると私だけがそこに残る結果に。それで何が起きるかと言うと、最後の方に残ってる人が私を気遣ってくれる (もしくは煙たがる) んです。「うち来る?」とか「朝まで飲もうか?」という前向きだったり優しい声もあれば、「私は帰るけどね」とか「え、うちに来たいと思ってる?だとしたら無理だよ」みたいな空気を出されることも男女問わず 、ままあったりしました。その人が住んでる場所が近ければ近いほど厄介です。どちらに対してもおれに構わず行ってくれ!という気持ちだったので、流れがスムーズで爽やかだった時以外は全部スルーしました。元新宿MARZ馬飼野さんは爽やかに誘ってくれるので何度もお世話になりました。

よく朝のブルーボトルコーヒーでチルったもんです。基本私はこんなスタイルですけど誰かの家に泊めさせてもらえばいいやとは全く思ってなかったので、その意識のギャップがキツかったです。会う人全員に今のスタイルを説明する訳でもないですし。相手が気兼ねなく誘ってくれたらありがたくお世話になりますけど、自分からガツガツということではないのでね。

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と、こんな感じの暮らしを2月下旬から5月まで続けました。2ヶ月強。結構な期間ですよね。この時期を経て、寝る場所、倉庫、駐輪場は必要だと確信しました。必要というか、生活する上で必要なスペースってこんなもんしかないっていうのが正しいニュアンスかもしれません。

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寝る場所、倉庫、駐輪場

1.寝る場所

経緯はこれまでたくさん書いた通りです。やっぱり色んな観点から、寝る場所は持ってた方が良いと思います。

2.倉庫

さすがに全ての持ち物を携帯し続けることはできないし、私は音楽をやってる以上、機材やグッズの在庫があるので、そういうものを保管する場所が必要でした。最初は実家に置いてたんですが出し入れの頻度に対し距離があるので、4月にレンタル倉庫を契約して、そこを活用しました。

渋谷駅近くに倉庫があったらベストだったんですけど、まず全然ありません。渋谷と原宿の間 (私がだいたいの時間いるエリア) にレンタル倉庫があって、その会社に問い合わせたんですけど、明らかに怪しい会社というか、まずHPが超急造の画像の集積みたいなサイト。電話をしてもややタメ口のおっさんという感じの方が出られ、対応も謎でした。しかも希望のサイズの倉庫に空きがなかったので自動的に諦めることに。そうやって探して行って、妥当だったのがキュラーズ。

このマーク結構ポピュラーですよね。全国色んな場所にありますね。私が利用した店舗は渋谷というか代々木八幡・富ヶ谷エリアにあって、自転車ならシュッと行けるなってことで。24時間いつでも出し入れ可能でセキュリティーもバッチリ。ちゃんとした会社だし設備も対応も安心で申し分なかったです。条件がマッチする方は迷わず契約して良いと思います。契約時にスタッフの方に今のライフスタイルをざっくり伝えると「そういう方けっこう多いしどんどん増えてますよ」とのことでした。やっぱりこういう移動スタイルがアリな社会になって来てるんでしょうね。

3.駐輪場

基本は渋谷駅の駐輪場に停めておいて、使う時はそこから出発というスタイルだったんですが、このなんとも安定しない日々のおかげで案外自転車に乗りませんでした。機材など荷物が多いとか、移動距離がさすがに長いとか、理由は様々です。それで駐輪場が無料だったら全然いいんですけど、じわじわとかかってるので、なんとなく気がかりでした。しかも電車をバシバシ使うので驚異的なペースでSUICAにお金をチャージしまくってた記憶があります。ある時、倉庫の近くに月極めの駐輪場を見つけたのでこれはもう契約してしまおうと思い向かったら、満車かつキャンセル待ち360件と貼り紙。いやそれはもう自治体よ!駐輪場の数合ってないから!想定が!と言わざるを得ない状況。結果、渋谷駅近くで12時間100円の駐輪場に常にあるみたいな状況でした。じわじわかさむ駐輪代。それと、近所に住む友人宅に置かせてもらったこともあって超感謝だったんですけど、その友人とタイミングが合わない時は自転車を出せない、みたいなことも多く、まあこんな感じでベストアンサーはこれじゃあない感が満載でした。おかげで自転車前提で契約した倉庫まで歩いて行くことがほとんどで、おいおいTシャツ数枚取りに行くだけに私はこんな歩くの?みたいな状況がかなり多かったです。

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そんな日々を過ごした結果、部屋はあった方がいいということがわかりました (爆笑) 

けど、部屋というか、寝る場所、倉庫、駐輪場です。もっと言うと、寝る場所は今まで通りネットカフェを軸としたその日その日スタイルでも問題ないかもしれません。けど、倉庫と駐輪場だけの物件なんてないので (当たり前) 必然的に部屋ってことになるんでしょうかね。極論、2畳ほどの空間と駐輪場があれば充分です。そして5月の終わり頃、突然それをゲットしてしまいました!この続きはすぐ書きます!