ネタバレせずにブラック・ミラー:バンダースナッチの魅力を書けるのか
ブラック・ミラー:バンダースナッチ
いやあ、凄かった。凄かった!
少し前から「映画を観よう」的なことをブログにちょこちょこ書いてましたよね私。Netflixを登録してるのにテラスハウスと水曜どうでしょうばっかり観てるもんだから、もっと色々観ればいいのにもったいないよと自問してました。
最近ちょっと時間を作れるようになってきた気がしてるんで、少しずつ色々な映像を観るようになってます。でも有名そうなドラマシリーズとかって永遠にたくさんあるうえに、それぞれ長いから (面白いだけに) 何を観るべきか悩んでしまったり。
私にはNetflixのプロ的な友人がいて、何かないかなーみたいな時は基本、そのひとからオススメしてもらったものを観てます。そのひとのセンスを完全に信じ切ってるので、細かい説明とか要りません。
いくつかオススメしてもらった中にブラックミラーがあって、名前がカッコいいと思ったのと、確か、1話完結ってお手軽感がいいなあと思った記憶あり。シーズンものって超長いから、まずは、こういう映像を観るって行動自体を習慣にしたいなと。
で観たらんまあ超超面白い。
現代!ならでは!という世界観の話が多くて。IT世にも奇妙な物語的な。世にも〜をそんな観たことないけど私 (どーーーん)
現代のテクノロジーが日常的に存在してる世界だからこそ起こりそうな妙な話って感じでしょうかね、すっごく簡単に言うと。
あとで調べたら1話完結のSFオムニバス作品っていうんですって。なんだよ私の例えの手作り感は。
ブラックミラーを全部観終えた訳でもないけど、面白そうなエピソードをつまんで観てもOKつーのが気軽でいいです。
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で、バンダースナッチです。Netflixで放送されたブラックミラーのスペシャル版という感じなんでしょうかね。完全にヤラレました。
ストーリーそのものも面白いは面白いんだけど、それよりも枠組みというか、仕様というか。いやあ何を書いてもネタバレになっちゃうから具体的なことを書けない!
Netflix側が出してる情報だから書きますけど【Netflixインタラクティブ映画】ということです。インタラクティブってことは、受け手 (視聴者側) も参加することによって成り立つみたいなコトです。「いやそれどういう映画よ?」ってことですよね。
1984年。ビデオゲームの開発チャンスを得た若いプログラマー。ファンタジー小説に基づくゲーム開発に取り組む中、現実とパラレルリアリティが混同し始める。
というあらすじ。実質ノーヒント。
でも書いてて冷静に考えたら、そのインタラクティブっぷりが何かなんて、冒頭数分ですぐわかっちゃいますから、大した要素でもないのかも。一応伏せるけど。
私はこの作品を体感しながら「ゲームじゃんこれ!」とまず思いました。すっげー。
そしてコレ、映画館で観るとかDVDで観るとかじゃあなくてNetflixだからこそできる手法ですね。メディアの特性を活かした芸術って好きなんです。『葉桜の季節に君を想うということ』や『イニシエーション・ラブ』は小説で読むからこそヤバい、みたいなやつです。こいつ何言ってんだ?って方はぜひ、それらも読んでみてください。きっと楽しい。
そういう部分にも興奮してしまいました私。クリエイティヴだなあって。
私は映画を観ることに消極的になりがちな要因のひとつとして一発で観るためには2時間くらいの時間が必要ってのがあるんです。そんな時間を作れない!とか、その時間でアレやコレをやらないと!とか、なんとなくまだ映画を観るっていう習慣ができてないんです。なので作品を観る時って時間がどれくらいなのか確認してから臨いやなんでもないです!ネタバレになっちゃう!ダメだ!何を書いてもダメだ!
何も言えねえので、観終えたら↓の記事を読んだり、観たことあるひとを探して大騒ぎしましょうね。
プレイステーションのサイト内ブログで語られてるって凄いよね。