ミニマル計画5 服
またこのブログ書くの空いちゃいました。その間にミニマル計画がぐんぐん進行中なので、一気に追いつきますよろしくお願いします!
改めて、私、これからの人生を進める上での身辺整理をしまくってまして、あらゆる物質から解放されることに成功しかけてます。そう思うに至った経緯や具体的な進め方の記録、今なにをしてるのか、など書いてます。
ここから辿っていただけると嬉しいです。いきなり所有物を全部リストアップしてます。なにやってんの?て気持ちに自分でもなりますけど、いいんです。
それで、モノって具体的に何なんだって話になって、私の場合は
本漫画雑誌 音源 服 楽器
だとわかりまして、それをどうやって減らしてこうか、4つとも考え方が違ったので分けて書くことにしたんです。音楽やってない人は楽器を自分が仕事ややりたいことで使ってる道具に、本漫画雑誌や音源もそれが当てはまらなくても、趣味というか何かしらそれに近いものがあるでしょうしね。
前回は本漫画雑誌について。結果本は2冊だけになりましたが、その後1冊買いました。
菜食への疑問に答える13章: 生き方が変わる、生き方を変える
- 作者: シェリー・F.コーブ,Sherry F. Colb,井上太一
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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これですね。もともと食事には超興味があって、この本も面白そうだなと思い。電子書籍で売ってなかったし、そのテーマだと気になってる友人が結構いる気がして、じゃあ読み終わったらその友人にあげようと、それで買いました。
もう読み終わってるので、いつでも人に渡せます。筆者がこの本で何を言いたいのか、大枠で掴んで自分の中に取り込めたからです。こういう本を買う目的はそれだけですし、菜食に興味はあるけど細かいところを全く知らなかった私にとってはそれで充分と言いますか。お金を払った価値はもう見出せましたからね。気になってる友人に聞いてみて、興味があるならあげるし、ないと言われたらメルカリに出します。それでOKです。また気になったら違う本を書います。この本を手元に置き続ける意味は全くありません。なぜそう言い切れるかは4で書きましたけど、価値観が完全に変わったなあと自分でも思います。
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今回は服について書いてみます。
服が多い!って、きっと興味があるないに関わらずほとんどの人が感じてることではないでしょうか?私は服に興味結構ありますし、そりゃあもうめちゃめちゃ服持ってました。
高校生くらいで自分が好きな服がハッキリしてきまして、ドメスティックブランドのSasquatchfabrix.とWORE DANCE (デザイナーさんSHIN MURAYAMA) いうブランドの服が最高に好きでした。ちょっとクセのある、けどセンスが良くて案外馴染むみたいな。
こんな感じの服装ですね。あくまでも服装に注目してくださいね。
あくまでも服装に注目してくださいね。
おととしくらいまでの私の服装でちょい奇抜なのはだいたいその2ブランドです。超かっこいい。あとは自分や友人やファンのバンドTシャツ。こんな感じで日々服のことばっかり考えてました。余談ですが私、ファッション業界に進みたかったんですよ。けど音楽にも興味があって、どーすっかなーみたいな気持ちでリスナーとして2007年のフジロックに行って最高過ぎて、ああこりゃあ音楽やるしかねえやって思ったんですね。その10年後にうっかりフジのステージに立てちゃうんですから人生面白いっすよねえ。
話が逸れました。
とりあえず何が重要かと言いますと、服が好きだったんです。そしてその服は日本人がじっくり作った服だったということ。かなり少数しか作ってなかっただろし、次の年はまた違う服を作りますから要するに買い逃したら二度と手に入らないものが基本だったんです。なので、ヤフオクで常にブランド名を検索して「うおー!!!あの年のあれが出てる!買う!」みたいな感じで、欲しかったやつは結構持ってた気がします。
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そんな感じで着々と時は経ち服は増え、やっぱり少しずつシックな服というか、落ち着いたものの方が馴染むかなみたいな気持ちになってきました。上記2ブランドから出る服でさえ、着々と洗練されたデザインの服が増えていきます。デザイナーさん自身も歳を重ねるし、それは当たり前の変化なんでしょうね。私は平日スーツという感じの生き方ではありませんけど、ちょっとずつ目に入る服がミニマルなデザインのものに変わっていきました。
この辺りのブランドの服ばかり着るようになります。基本モノトーンでミニマル、そこにちょっっっとだけ何らかのギミックが施されてる服がそれらのブランドです。
その2つのブランドは友人がやってたりで自然に知り合うことが出来て、特にWHIZ LIMITEDなんて高校の頃から憧れのストリートブランドだったし超胸熱でした。当時は裏原ストリートファッションのアイコン的なブランドでしたが、今は超スッキリしててかっこいいんですよね。
↑これで着てるのがWHIZ LIMITEDで
↑これで着てるアウターがID DAILYWEARですね。最高。
と、私のファッション変遷を書きました。これを書かないとどう変化するか伝わらないなと思いまして。アピールとかじゃあないですからね本当。
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で!だ。
去年色んな変化が起こるまで、私は今書いてきた服の全てを所有してました。そりゃあ部屋中服だらけになりますわな。手放すなんて概念ありませんよね。特にSASQUATCHfabrix.とWORE DANCEは一点物感覚で探し続けてた服が多かったですし。
そんな中、ミニマル計画に目覚めて色んな記事や本を読んで考えてくと、確かに近年、そういうちょい奇抜な服、あんまり着なくなったなあってことに気づいたんですね。それと当たり前ですけど結構着古してきてるなと。かつ年齢的にも、ちょっとシュッとした服着よっかなあというか、そういう服に自然に興味が行ってたり。
要は、思い出の品だったんですね。となれば、思い切って手放してみようかなと。
幸い自分は人前に出る仕事をしてるので、例えば演奏中の写真がネット上に残ったり、自分でSNSにアップしたり、服自体がなくなっても写真が残るなと。そう気づいたんです。それならその服の記憶は何らかの形で残るし、実際着てないし、じゃあ手放してみっか!という。
それで、人にあげたり、貰い手がいない服で着古してる感あるのは処分したり、綺麗なのはメルカリに出したり。それでそれらのブランドの服はほぼ全部が手元からなくなりました。
さっき貰い手がいない服で着古してる感あるのは処分したりと書きましたが、私の場合は、ツアーで数日帰れなかったりライブで汗をかいたりで、一回の外出で服を何度も着替えることが多いので、その外出の最初の服で着たりして、着終わったらその出先で捨てるというのを繰り返しました。
その服を着終えた時「私をここまで導いてくれてありがとうございました!」と小さく声に出して、思いっきり捨てます。これでOKです。ちょっと泣いた日もありました。本当です。一回の外出で、最後に着る服以外は全部そうやって処分、帰りには荷物が減ってるというスタイルですね。こんなことを繰り返して、かなりの服が消えました。
最初にドカっと大量に処分する直前は、はあ辛えええええええって気持ちがかなりあるんですけど、これが本当に不思議で、手放すと、何を持ってたのか思い出せないんですね。これは本当です。スピリチュアルな話をしてませんからね私。建物が取り壊されると「あれココって何が建ってたんだっけ?」てなりますよね。そんな感じ。この感覚はうまく説明出来ないんですけど、とにかく、手放すまではアレコレ考えがちなのに、それをしちゃうと全然後悔してない自分がいるんです。そうやってく度にものを手放すこと自体に慣れてくので、手放すハードルが超下がってきます。
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それと、たいていのミニマリズム系ブログや本に
減らすと入ってくる
と書いてあるんです。何うまいこと風なこと言ってんだかって感じなんですけど、これは完全に本当です。やった人だけがわかる感覚といいますか。私はそれについて2つの体験をしてます。
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まず、思い切って服を大量に処分した日。こんなに服がなくなって私、明日から何を着ればいいんだ?ってくらい手放したんですけど、その次の日にアパレル関係の友人から
「クローゼットを整理してて着ない服が大量にあるからもらってくれない?」
と連絡が来ます。超いきなりでした。当然、私が服を捨てまくってることなんて知りません。衝撃を受けつつ、その友人から新品のサンプルみたいな服 (それも好きなブランドのばっかり) を大量にいただきました。手放したのとほぼ同じくらいの数。40着くらいだった記憶があります。要するに服を処分するはずが結果的に全服がアップデートされた状態!いや何それ!ってやつです。
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その後、上記で書いたような思い出系のブランドの服たちも手放すことになるんですけど、それが済んだくらいの頃、またもアパレル関係の友人、通称アパレル軍団から
「〇〇 (大好きなブランド) の展示会のお誘い来たけど一緒に行く?」
と連絡が来ます。このタイミングです。全く理解を超えた出来事です。そのブランドのプレスルームでデザイナーさんに直接会うことが出来た訳です。なんてことでしょう。
こんな感じで、タイミングって面白いなと思いつつ、それはただの偶然って訳でもないんだなってことを認識し始めました。やっぱり身軽な人には色んなものが舞い込んできます。だってそうですよね。突然飲み会やることになったら、あの人気軽に来てくれそうだなって人や近くにいそうだなって人から連絡しますよねみんな。そしてその「から」が肝で。誰だってそうですけど、代わりはいくらでもいるから、最初に掴んじゃえるかどうかだと思うんです。
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こんな出来事を体感して、手放しまくっても大丈夫だし、その方が余計楽しいことばっかり起きるので、もうどんどん拍車がかかって服を処分し続けました。
1年ちょっと経って、Tシャツは10枚前後、ライブor音楽活動の日or寝る時に着るバンドTシャツ10枚前後、アウターは3-5着、その中間の服は5前後、パンツは3-5、スニーカーは3前後、みたいなとこまで来てます。でも今の自分の服たちを見渡すと、まだいけるなあという気持ちになるんだから不思議です。
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色んなミニマリスト的な人の記事をみると
服は制服化する
というのが一番多くて、主観も込みで要約すると
・服は何でも良いからとにかくシンプルにする
・いつ捨てても大丈夫な安いものにする
・服を選ぶ時間を省略するために同じデザインのものたくさん買う
みたいな傾向があるみたいです。
ミニマリズムの鬼スティーブジョブズがイッセイミヤケの服だけを着てたっていう有名なエピソードがありますよね。
それは、超かっこいいと思います。哲学があるし何よりこの服がかっこいい。
けど、いわゆるミニマリストと自分を呼んでる人たちは、そうじゃあない人がとても多くて、個人的にはちょっと違う思います。
何より服は楽しいです。その人の性格や考え方を判断するうえで超わかりやすい手がかりになりますし。そんな重要な要素を自分の人生から消すなんて当然出来ません。そこはミニマリズムではなく、逃げでしかないと思います。
確かに白のパックTだけ大量に持ってて、いつでも捨てて大丈夫みたいな体制は身軽といえばそうかもしれませんけど、それってコンビニの飯でお腹いっぱいになるしビタミン剤で栄養も摂れるから生きていけますよ、みたいな考え方に近い気がしてます。
私のミニマル計画はそういうコンセプトではなくて、あくまでもクールにというか現実的でありたいんで、楽しみながらあれこれ考えながら、やってみてます。身軽とは言えダサかったら超意味ないですしね。
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と、超長くなってしまいましたが私が服を超減らしたのはこんな経緯でした!そのうえでおしゃれしまくりたいですよね。ああ服ほしい。