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メルカリに学ぶハードルの下げ方

この前久々にメルカリを利用してとても感動したので、ここに残します。

もはや説明不要のフリマアプリですよね。私は3年前くらいに登録しました。

手放したいモノをひと通り出品して、それ以降は特定のアパレルブランドのアイテムを定期的にチェックするのに使ってて、たまに購入する、くらいの感じでした。

 

最近、読み終えた本が結構溜まってきて。どうしようか考えてました。
ちょっと余談。本ってフォーマットの選択肢がモノとデジタル2択ですけど、作品によっては電子書籍化されていなかったり、逆も然り。すべての本が2択という訳でもないんですよね。

こうなると「モノよりデジタルの方がちょっと安い」「モノで買えば誰かに渡せる」「デジタルならスマホタブレットでいつでも読める」「モノなら中古を探せば相当安く手に入る」と、選択と戦略性が無限大に広がります。

これ、私、相当苦手なんです。選択肢は少なければ少ない程良いんです。

この記事に当時の考えをまとめていますけど「本のデジタルorモノ問題」についてはまた今度、改めて考えたいと思います。

で、手元にある本です。

この記事でも書いた通り、最近はひとにあげちゃうのが気分なので、結構そうしてきてるんですけど。昨今「ひとに会えない」ので、読み終わった本がやや積まれてきて。

役目を終えたものがその場にあるっていう、その景色をなんとかしないなあと考えていた時、メルカリに出品するという選択肢を思い出します。

私の経験と記憶ではヤフオクもメルカリも出品と発送が面倒という認識です。しかしその辺、年々サービスが向上していてスムーズになっていそうな気配は感じていました。

メルカリは匿名発送とか、コンビニや郵便局で簡単に発送できるみたいな情報、それ自体は耳に入っていました。でもそういう風に中途半端に上っ面の知識が増えていけばいくほど、行動そのものはしなくなるっていう典型的なダメ人間のパターンに陥っていました。

そんな時「出品したい商品に印字されているバーコードを写真で撮ればで詳細情報が一撃で登録される」というCMを観て驚愕します。

めちゃくちゃ簡単じゃん!ナニソレ!!! 

衝撃を食らった勢いそのままに公式HPで調べたら本当に簡単そうでしたし、その他のぼんやり情報もだいぶ明確になったので、積まれていた本たちを出品してみました。

 

ンマアー簡単簡単簡単!

アイスバーグさんもビックリです。


以前からメルカリは全体的に気軽に利用できるサービスという印象がありましたが、簡単で手軽なだけに治安が良くなさげというイメージもありました。

コメントや取引をした相手の態度がなんというか無礼で若いなあという記憶、またはメルカリのメインユーザーはそういう世代なのかなという認識があります。ヤフオクと比べると良くも悪くもラフっていう。

が、手軽さはそのままに、機能面は全てアップデートしていて感動しました。

 

あらゆる場面で感じたのは、徹底的に手間を省いているということです。おそらくここに相当な労力を使っているんだと思います。

本を出品するにあたって私がやったことといえば、スマホで商品の写真を2枚 (本の表紙と裏表紙) 撮って、バーコードを撮って、画面に表示される指示の通り何回かタップしただけです。

相場はもちろんのこと〇〇円だと売れやすそうですみたいなコメントまで出てくるわけです。しかも超スムーズに。出品した本それ自体はよい作品ばかりなので、まさかの数時間で全部売れました。

 

発送についても同じです。郵便局で恐る恐る店員さんに聞いてみました。

星「あの、メルカリ便?の?発送?ってd」

郵「右手の機械にピで終わりです!どうぞ!」

と。

アプリの取引画面上に専用QRコードが出ていて、それを機械にピ!で伝票が出力されて、それを商品に貼って渡して発送完了です。一文字も書いていなければ1円も払うことなく完了。送料 (と手数料) が引かれ残った分が売上金になる仕組み。最強でした。

私、こんな顔をしていたでしょうね。

私が「メルカリかあ」と考えてた時間、そのぼんやりとした面倒くさい気持ち、あれは一体何だったんでしょう。よく知らないことって、自分の中でアレコレ考えているとモヤモヤがどんどん増幅していきますよね。でも行動してみるとあっけなく解消、こんなことばかりです。

 

私の人生の中心的思想「ミニマリズム」これを押し進めていくと、様々な局面で習慣というキーワードが登場します。モノや考えることを減らして、さらに行動を習慣化することで、グッとミニマルでいい感じの日々が過ごせるようになる、みたいな感じでしょうか。

物事を習慣にしたいときに一番大切なのは手間をなくすことです。誰しも綺麗な部屋で生活したいはずなのに、掃除機を取りづらい場所に置いているだけでやらなくなるみたいな話で。掃除をしたくないというより掃除機を取るのが面倒だからやらないという。

普通に暮らしていたら手放したいモノくらい出てきます。それが誰かの手に渡って、少しのお金に変わるならいいな、くらいの感覚もある。メルカリっていうサービス自体は認識している。ここまではいい。でもその先のあれこれが面倒だったり、面倒そうなイメージがある。このハードルって相当高いんですよね。そこをどうするかが腕の見せ所だったりするんですよね。

私自身、こういう小さいノイズが人の動きを鈍らせるってことを学んでいる最中だったので、メルカリの進化に感動しました。さっぱり生きたいものです。